新電力で料金が倍に!?
2016年4月の電力自由化で電力事業に様々な会社が参入し、東京電力等の電力会社でなくても電気料金を契約することができるようになった。2020年で電気事業者として登録されている新電力会社は600社にのぼります。自由化から4年以上が経過し、電力自由化が浸透してきたこともあり、約20%は大手電力会社から乗り換えしたと言われてます。
新電力のメリット
1.電気料金が安くなる(ライフスタイルにあわせたプランで料金節約)
2.セット販売がある。(電気とガス、電気と携帯電話など、まとめることで割安に。)
3.ポイント付与や商品券がもらえる。(毎月の使用量に応じて、ポイント付与や契約時に商品券プレゼント等)
何と言ってもお得なる!だから、乗り換えるんです!。
新電力で懐が寒くなる!
そんなお得を謳った新電力が今回、前月の電気料金と比較して倍になってしまう恐れのある新電力会社があるようだ。
理由は需給のひっ迫で電力の卸価格が高騰しているのが主な要因。
発電燃料のLNG(液化天然ガス)の供給不足と寒波による暖房需要の増加により価格が急騰したとのこと。
新電力の多くは電力を卸市場から調達し、利益を上乗せして販売。価格は卸市場と連動しているケースがあり、卸市場の価格が急騰するとそれに準じて電力料金もあがってしまうのだ。
この影響で市場価格連動プランを採用する会社は、1月の電気料金が通常の2倍になる可能性もあるという。
是非、新電力で契約しているご家庭はプランを確認しておくことをおすすめします。
ローソンと三菱商事による安心でおトクな電力サービス【まちエネ】
なぜ、LNG(液化天然ガス)が供給不足に?
・新型コロナの影響でパナマ運河の通関手続きの遅延
・中国、韓国によるLNG輸入量の増加
・オーストラリアやノルウェーでの相次いだ生産設備のトラブル
など、が原因のようだ。ここでもコロナの影響が出ているんですね。
原発や太陽光発電も影響
電力需給のひっ迫はその他にも、寒波で雪が降り続くことにより、日照時間が減り、太陽光発電の発電量の低下や、東日本大震災から続く原発の審査の厳格化により2基しか稼働していないことも要因であるそうだ。
大手の電力会社の価格は大丈夫?
大手の電力会社は燃料を長期契約で調達しており、料金が急騰することはないようであるが、今後の価格動向次第では徐々に影響が出てくる可能性もあるようです。
結局、大手が安心?
携帯料金も大手が軒並み値下げし、格安スマホと価格差がなくなってきましたね。格安スマホは大手キャリアからレンタルしている回線、量や幅に限りがあるため利用するユーザーが増えると回線が混みあってしまいます。大手キャリアの新サービス 、2021年3月から提供開始予定のドコモの新料金プラン「ahamo」。月額2980円で20GBまで使えます。12月の発表から1か月で55万人の申し込みがあったそうです。申し込みはWEB限定で少々めんどくさいが格安スマホのようにつながりにくくはならないので乗り換える人が今後も増えそうですね。
電力も急に価格が急騰したりすると、大手に乗り換える人が増えそうですね。
新電力には、消費者を安心させる料金体系やサービスがさらに重要になってきそうです。
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