ランドセルの色の人気に変化が。人気色は売り切れ必至。ラン活はお早めに
ラン活という言葉をご存じでしょうか?
「ランドセルの活動」ということで、来春の小学校入学を控えた我が子にランドセルを準備する活動を意味します。
2001年にイオンが紫や青、茶など24種類の色のランドセルの販売を開始し、今では
色も細分化され、ミルキーホワイトやロイヤルブルーなど最大330種類の取り扱いがあるようです。
どんな色のランドセルを買えばよいか、迷ってしまいますね。
2021年のランドセルの販売された色の傾向について、ランドセル工業会が2021年4月に小学校に入学した子供の親(1500人)に購入した色などに関する調査を行いました。こちら
女の子のランドセルの色のトップは「紫・薄紫」!!
女の子のランドセルの色では、前年の調査では1位だった「赤」が2位(21.1%)、それまで赤と首位を争っていた「桃(ピンク・ローズ)」が3位(19.3%)に下がり、1位となったのは「紫・薄紫(スミレ・ラベンダー)」(21.5%)でした。
1位 「紫・薄紫」(21.5%)
2位 「赤(レッド)(21.1%)
3位 「桃(ピンク・ローズ)」(10.5%)
4位 「水色(スカイブルー)」(3.7%)
5位 「うす茶(ライトブラウン・キャメル)」(1.6%)
きっかけはアナ雪?
ランドセルの色の調査を開始した2018年でも「紫・薄紫」は3位、2019年も3位、2020年は2位と少しづつ順位があがってきましたが、定番の赤を抜いて1位になったことに驚きを隠せません。
人気の理由は、「アナと雪の女王」や「塔の上のラプンツェル」などのディズニー映画のプリンセスが着るドレスの色が水色や紫色のため、その影響が大きいと考えられています。
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価格:18,900円 |
男の子とランドセルの色のトップは「黒」
ちなみに男の子では、圧倒的に「黒」が人気だそうです。
1位 「黒(ブラック)(61.2%)
2位 「紺(ネイビー)」(16.9%)
3位 「青(ブルー)」(10.5%)
4位 「緑(グリーン)」(3.7%)
5位 「こげ茶(ダークブラウン・チョコ)(1.6%)
黒が圧倒的な1位でしたが、比率は2020年の70.0%から61.2%と8.8%減っており、「紺」は4.3%、「青」は2.0%、「緑」は0.4%増加しているそうです。
男の子は女の子に比べ、色のばらつきが少ないですが、男の子は女の子より色のこだわりが弱く、またランドセル購入の興味が薄く、無難な色の黒が選ばれていると考えられています。
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価格:16,980円 |
ラン活が1年で最も盛んになるのは?
10年くらい前までは年明けの1~3月にピークを迎えていましたが、今では購入時期の早期化が進んでいて5-8月にピークを迎えてます。
ラン活が早期化する理由とは?
ラン活が早期化している理由は大きく2つあります。
- 人気あるメーカーの色が売り切れてしまう前に買いたいという焦り
☞子供がほしいと言った色を買ってあげたいけど、売り切れになってしまえば、他の色に変えなくてはなりません。
ランドセルは多品種少量生産をとっている会社が多く、人気の色は時期が遅いと売り切れになってしまうのです。
- ランドセル代を出すのが祖父母のケースが多い
☞ゴールデンウイークや夏休みの帰省で、祖父母にとってかわいい孫に6年間も使ってもらえるランドセルは、最適なプレゼントなのです。
ちなみにランドセルの支払いをするのは祖父母が60%にもなるそうです。
ランドセル売り場で見かけるジェネレーションギャップとは?
「本当にこの色でいいの?」
売り場では親と子の間で、こんなやりとりを目にする機会が多いそうです。
祖父母や親の世代では、男の子が黒、女の子は赤が定番で、それ以外は考えられなかったのですが、今では沢山の種類の色があり、よく見かける光景なのだそうです。
制服メーカーの「トンボ」によると、2019年に納品した中高生の学生服のうち女子生徒にズボンを導入した学校は450校あるそうです。
ランドセルの色の傾向も男子が赤、女子が黒なんて時代も来るかもしれませんね。
数年後の小学生は、どんな色のランドセルを背負って登校しているのか、楽しみですね。
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