おひとり様ブーム到来!独身者だけでなく、家庭内ソロ活動を楽しむ人増加中
今、おひとり様ブームが到来しています。
コロナウィルスの感染拡大防止による外出禁止や人数制限などの影響もあり、ひとりで楽しむ方が安心・安全ということもあり、ひとりで楽しむライフスタイルが定着してきています。
おひとり様は寂しく苦しいものではなくなった。
独身研究家の荒川和久が1都3県の20代から50代の未婚男女1万5000人に行った調査によると「孤独が苦痛」と回答した未婚男女の割合は10%以下。既婚男女も1割以下だったそうです。
また、同じ調査で「ひとりの方が充実」とした人は未婚者では男女とも過半数、「誰かと一緒のほうが充実」は1割強にとどまったとのことです。
既婚者も利用する。おひとり様ブームを象徴する様々なサービス
ひとり焼肉
「■焼肉ライク」 店内の空気が2分30秒で入れ替わり、コロナ対策も万全。
間仕切りがあり、一人客の席が多数あり、一人客でにぎわってます。
個室サウナ
■完全個室のフィンランドサウナ「tune」こちら
着替え・サウナ・水風呂・休憩がすべてひとつの個室で完結するサウナ。
密になることもなく衛生面でも安心で大人気。
ひとりラーメン
■とんこつラーメン「一蘭」こちら
・味集中 カウンター
・個別のオーダー用紙
・赤い秘伝のタレ
ユニークな特徴を持ったお店で、誰にも気兼ねなくラーメンが堪能できると人気ですが、コロナ禍でさらに脚光を浴びてます。
ひとりカラオケ
■ひとりカラオケ専門店「ワンカラ」こちら
カラオケはコロナの感染リスクが高いと言われてますが、ひとりで歌えばリスクはありません。
この店は、部屋が2分に一度換気され、自動精算機やキャッシュレス決済で接触もないのが売りです。
ソロキャンプ
コロナ前の2018年にアニメ「ゆるキャン△」で火が付いたソロキャンプ。内容は実在するキャンプ場などをモデル地に主人公の志摩リン(ソロキャンプ好き)などの女子高生がキャンプを満喫する日常を描いたストーリー。
春に「ゆるキャン△シーズン2」も放送され、ますます人気に拍車がかかってます。こちら
【家庭内ソロ活動】家族がいてもひとり時間をイキイキと楽しもう!
家族とはいえ、人とのコミュニケーションは気を遣います。「自分ひとりになれる時間がほしい」と思っても、既婚者は一人の時間を確保すること自体が難しいですよね。特に小さな子供のいる家庭では・・
ひとりの時間を作るのは、家族が寝た後や早起きして時間を作るという人が多いみたいです。
でも、今はおひとり様のサービスが沢山あり、市民権を得ているといっても過言ではありません。夫婦でよりよく家庭を築いていくには、夫婦としての同じ価値観と夫婦それぞれの独自の価値観を大切にしていかねばならないと思います。
夫婦で協力しあい、少しの時間でもお互い、自由な時間を設けて過ごすことが家庭円満の秘訣だと考えます。
政府を悩ます もうひとつのおひとり様
今、日本は人口が減っているのに世帯数が増加しています。
その理由は一人暮らし世帯が増加しているからです。
子供と同居しない高齢者の増加、未婚者の増加、離婚の増加が主な要因と言われています。
中でも、夫婦二人暮らしだったのに、夫が亡くなり、高齢者の妻だけになる例が多いそうです。
今、日本の女性の過半数が90歳まで生きています。歳をとるにつれて、身の回りの不自由さや孤立も懸念されます。要介護状態に陥ったり、病気で動けなくなったとしても、手助けしてくれる親族が近くにいるとも限りません。
また、近所にお店がない場合、買い物難民になってしまうことも想定されます。
深刻化する社会的孤立への対応の目的のため、日本政府も2021年2月に世界で2例目となる孤独・孤立対策担当室を内閣官房に設置しました。こちら☞ 内閣官房 孤独・孤立対策担当室
ライフスタイルの孤独と社会問題の孤独
孤独を楽しむのと孤独にさせてはならない、同じ「孤独」でもまったく意味が違います。
世界で類を見ないスピードで高齢化が進んでいく日本。
社会問題の孤独は「孤立」であり、日本が真っ先に取り組まなくてはいけない問題だと言えます。
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