若者の汚部屋が急増、ゴミ屋敷に発展。ゴミ屋敷問題は女性が多いのなぜ?
コロナ禍で若者たちの自宅がゴミ屋敷化しているケースが急増しています。
東京都内で不用品回収・清掃を行っている企業によるところ、コロナが流行りだす前の2020年1月~2月では月80件の依頼や相談件数だったものが2020年3月以降から急増し、月190件くらいの相談件数があるといわれてます。
なんと、相談依頼者の8割は20-30代後半の単身者で、7割が女性を占めるとのことです。
男性の方が多いのかと思っていましたがので、この結果に少々驚いています。
キャリアのある女性に多い汚部屋・ゴミ屋敷問題
ゴミ屋敷とは、生活力がない人をイメージしてしまいますが、ゴミ屋敷になりやすい傾向があるのは、キャリアの働きさがりの女性が多いそうです。
特徴的には、一生懸命仕事に取り込む、真面目な女性が多いとのこと。
キャリアウーマンが汚部屋・ゴミ屋敷化する理由
■忙しい
☞仕事が忙しく日常生活まで手が回らない。自炊する時間もなくコンビニ弁当ばかりになり、空いた容器を処分する気力がない。
■ものが捨てれない
☞ものを大切にしがちでなかなか捨てられない。また、疲れていて捨てるかの取捨選択ができない
■ストレスがある
仕事に忙殺され、精神的なストレスにより、余裕がなくなり部屋が荒れてしまう。
また、ストレスを買い物で発散する傾向もあり、必要以上に買い物をしてしまい物が溜まっていく。
主に上記のような理由があげられますが、今の若者全体の話として、家事スキルの高い40-50代の親世代が何でもやってあげてしまったため、自分でものを買うことはできても、捨てることができなくなってしまったと言われてます。
コロナ禍で心が疲弊して陥るセルフ・ネグレストとは?
ネグレストとは、本来、幼児や高齢者の保護や養育をする立場にありながら、その義務を放棄する行為のことをいいます。
セルフ・ネグレストとは、本人自身の生存にかかわる行為を放棄するような状態のことを指します。判断力も実行力もあるのに、生存活動そのものを放棄してしまうほど心が疲弊して生じている状態です。
身だしなみや健康に気を付けなくなり、食事や睡眠に関しても無頓着となり、最終的には社会との接触全般を断絶してしまうことにつながると言われてます。
このような状態になるのは、親や大切な人との死別、突然の自然災害など、それまでのライフスタイルが一変した時に起こりやすく、コロナ禍がまさにその状況であると言われてます。
つまり、コロナをきっかけにセルフ・ネグレストに陥る若者が増えているということです。
ゴミ屋敷にこのまま住むとどうなるの?
☞悪臭を悪臭と思わなくなってしまうことは、知らないうちに人に悪臭を振りまき迷惑をかけてしまう。
☞特に食べ物のゴミを長く放置しているとカビや害虫が発生する原因となり、衛生上よくない。そのため、健康に悪影響を及ぼす可能性がある。
☞ゴミに埋もれた発火物に何らかの衝撃が加わり、火が起こることもあります。
ゴミ屋敷では火災が広がりやすくなる。
☞ゴミから漏れ出した水分やニオイが部屋中についてしまい、ハウスクリーニングでは済まなくなり、大家に多額の費用を請求される。
私が実践している 汚部屋・ゴミ屋敷にしないための工夫
私は1年前から単身赴任をしておりますが、部屋はいたってキレイです。自分がここまでキレイに保てるのが不思議に思ってるくらいです。
☞本来の機能として使えないのはもったいない。
☞早起きにもつながります。
☞面倒でも使ったら元の場所に戻す。その日無理でも翌日必ず!
☞トイレをきれいにすると、他もきれいにしないと落ち着かない。
⇒段ボールを保管しておくと、部屋の見栄えが悪く、部屋を散らかしても気にならなくなってしまいがち。また、段ボールはゴキブリが好む環境です。(暗くて、温かくて湿度もあるため)
☞私が住んでる静岡ではペットボトルのゴミ回収はないので、自然と買わなくなってます。
まったくの余談ですが、ゴミ屋敷を清掃する作業員がもっともニオイが強烈なのは、ペットボトルに貯めたおしっこ(ションペット)らしいです。
ゴミ屋敷ではトイレに行くのも横着になり、また、トイレもゴミの山なので、ペットボトルにおしっこが入っていることが多いんだそうです。
本当は毎日、無理なら週一、それがだめなら月一で片付けをしましょう。
それ以上だと、定期的に片付けのプロに依頼するのも一つで方法かと思います。
きれいな部屋で過ごすのは気持ちいいですよ、ホントに。
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